勉強が必要な理由その1

塾長コラムでは、ホームページの各ページやSNSに書くと長くなりすぎてしまうようなことをつらつらと書かせていただきます。

スポーツ、勉強、子育て、教育に関することなど、私の考えを書き留めておくような感じで、不定期に気まぐれで残していきます。

あまり深く考えずに、日記のような感じで残していきますので予めご了承ください。

まず、最初の投稿は「なぜ勉強が必要なのか。」について私の考えを述べていきます。

理由は大きく2つあると思っていて、
①人生の選択肢を増やすため。
②抽象化能力を向上させるため。

だと考えます。

今回の投稿では、1つ目の「人生の選択肢を増やす」ということについてもう少し詳しくお話しさせてください。

その前に、仕事(職業)というものに対する私の考えを少しだけ。
仕事というのはお金を稼ぐためのものであり、生きていくうえで必要不可欠なものですよね。
そして大人になれば、その仕事の時間が人生の大半を占めることになります。
そんな仕事の時間が、「自分がやりたくもないつまらないもの。」だとしたら、すごく人生もったいないと私は感じてしまうんです。
でもまわりを見渡すと、会社や上司の愚痴を言いながら毎日お金を稼ぐためだけに人生の大半を捧げている人が多いように感じてしまうのは私だけでしょうか?
仕事はただお金を稼ぐためだけのものと割り切るには、あまりに膨大すぎる時間を無駄にすることになります。
人生の幸福度は、自分の仕事が「自分が好きなこと」であったり、「他者への貢献を感じられるやりがいのあるもの」なのかによって大きく変わると思います。
どれだけ仕事が大変であっても、自分がやりたいことをやりたいようにやっている人は輝いて見えます。

そんな仕事(職業)はやっぱりたくさんの選択肢があるに越したことはありません。
そして現代社会においては、選択肢を増やしてくれるものが「学歴」なんです。

なぜなら学歴というのは、その人が勉強というしんどいことからも逃げずに努力できる人間かどうかを測るのに便利なものだからです。
仮に自分が会社のトップだとして、人を雇うときにその場でその人のすべてを見抜くことはできません。そんなときに学歴があるかどうかを見れば、嫌なことに対しても本気で向き合うことができる人間かどうかを見抜くヒントにはなります。

自分はもう「○○になりたい!」と夢が決まっていて、そのためにはそれほど学歴はいらないから勉強はしなくてもいい。
なんていう考えは非常に危険なギャンブルだと思います。
今、「○○になりたい!」と思っていても、いろんな人生経験をするうちにやりたいことが変わる可能性なんていくらでもあります。
また、自分が夢見た職業になれたものの思っていたのと違った。なんていうことも珍しくありません。

学歴なんてなくても生きていけるっていうのは、勉強をしてこなかった人の強がり、もしくは、すごく小さなコミュニティでしか生きていない人達の意見です。
広い視野で世間を見渡せば、成功している人のほとんどがちゃんと勉強も頑張ってきた人だということが分かるはずです。

もちろんごくまれに、勉強してこなかった人で成功している人もいますが、その人たちを見て勉強なんかいらないというのは浅はかすぎます。
それにそういう人たちも違う角度からすさまじい努力をしています。

長い人生何が起こるかわかりませんから、子ども達には学生時代に勉強からも逃げずにしっかりと頑張ってもらって、




将来いろいろな選択肢の中から自由に楽しい人生を送ってほしいなと思います。

次回の投稿では、
「なぜ勉強が必要なのか。」についての2つ目の理由、「抽象化能力を向上させる」ということについてお話しさせていただきます。